「肺の機能を上げるには、サーブが100本入るまで練習するのが一番効果的であるということなのですね」と町会長。

「卓球をやっている人の中に、『サーブが100本入るまで練習したことがあるが、肺の機能が上がった感じがしなかった』という人がいるはずです。」

「サーブのやり方にポイントがあるのですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。昔は、バック側からサーブをする人が多かったのですが、世界卓球などの動画を見てもフォア側からサーブをする人ばかりです。たまにバック側からサーブをする人もいますが、たいていカットマンです。」

「もしかして、フォア側からサーブをする練習をしても、肺の機能は上がらないということですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

「バック側からサーブをする以外に注意をすることがありますか」と町会長。

「バックからサーブをしさえすれば、どんなサーブでも問題はありません。サーブが入らなくなったときに思いついた、へなちょこサーブでも肺の機能は上がりました。」

「なぜバック側からサーブをすると肺の機能が上がるのですか」と町会長。

「バックからサーブをすると、なぜ肺の機能が上がるのかについては分かっていません。肥田式では、左右の手を思い切り広げようとしますが、バックからのサーブも左右の手を広げようとします。多分、両手を広げようとする動作が肺の筋肉を緩めるのではないでしょうか。」

「なるほど。それでは、なぜフォア側からサーブをする人が多いのですか」と町会長。

「バックからサーブをするより、バック側に立ってフォア側からサーブをし、フォア側に移動して攻撃した方が有利だからです。」

「どうして有利なのですか」と町会長。

「サーブをした直後にフォア側に移動すると、レシーバーがその動作を見ることになります。サーバーの動きを見るという動作が脳の負担になって、レシーバーの動体視力が落ちるためです。」

「若い人は肺の機能を上げることより、勝負に勝つことが重要だということですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

「しかし、サーブをした後フォア側に移動するという動作が脳の負担にならないのですか」と町会長。

「サーブの練習量が足りない人は負担になりますが、サーブを打つ動作が意識しないでできるようになるまで練習すれば、脳の負担は小さくなり、結果として、レシーバーの脳の負担の方が大きくなります。」

「なるほど。」

2020/2/3

<筆者の一言>
昨日アップロードした第百四十話を読んで、ロジックに疑問を感じていない人は脳が著しく機能低下している可能性がある。

著しく機能低下している人の中で、ロジック構成まで頭が回らないため疑問を感じなかっただけの人は救いがある。読者には天才系と超天才系がいると推定しているが、天才系の脳が限界まで機能低下すると統合失調症になり、現実と妄想の区別がつかなくなってしまう。超天才系の脳が限界まで機能低下すると妄想に悩まされることになるが、統合失調症にはならない。要するに日常生活には問題が生じないのだ。

最近、埼玉県飯能市で親子3人が惨殺されるという事件が起きている。この事件は(1)容疑者が惨殺された3人と面識がない(2)容疑者が供述を拒んでいる(3)被害者の車がたびたび傷つけられ、容疑者は今年1月逮捕されているという特徴がある。

要するに、第三者から見た場合動機がない殺人事件なのだ。被害者の車がたびたび傷つけられ、容疑者は今年1月に逮捕されているのだから、その辺に原因があるのではないかと思われそうだが、車を傷つける理由もはっきりしていない。

被害者も容疑者も同じ高級住宅街に住んでいて、50メートルほどしか離れていないので、被害者が殺されれば、1番先に疑われるのは被害者の車を傷つけて逮捕された容疑者だ。

そして、不思議なことに、容疑者は犯行を隠そうとしていない。目撃者の話だと、犯行は興奮することもなく平然と行われ、平然と歩いて現場を去っている。自宅からは、犯行に使われたと推定される鈍器も見つかっている。

僕は、この事件が、天才系の容疑者の脳の機能が極限的に低下したため統合失調症になり、50メートル先に住んでいる外国人に対する妄想と現実との区別が付かなくなって引き起こされたと推定している。

うつ病の人が殺人事件を起こす場合、被害者を殺したいという動機があり、犯行後に『僕が殺しました』と殺した責任を取ろうとする特徴がある。うつ病がひどくなると、やりたいことはやるのだが、犯行を隠して周りから非難されるようなことは避けようとするのだ。第三者にとっては、殺人こそ非難されるべきことだが、殺人犯にとっては、殺人はどうしてもやりたいことであり、その犯行を隠すことが非難されるべきことなのだ。

第百四十話を読んで、ロジックに疑問を感じていない人は脳が著しく機能低下している可能性があるので、妄想がひどいようだと犯罪を犯さないように気を付けなければならない。僕も第百四十話を書いたときには、一種の妄想状態に入っていたに違いない。

動画でニュースキャスターなどを見ても、脳の機能低下が著しいのが分かる。話し方がどこか異常で、限界的な努力をしているのが感じられる。脳が機能低下していない人はいないのかも知れない。しかし、自分の脳の機能低下に気がついている人は少ない。

2022/12/29